
2023年にDisney+で配信された韓国ドラマ『愛だと言って』。
派手な財閥設定も、生まれ変わりも、記憶喪失もないけれど、多くの視聴者の心を静かに、そして深く揺さぶった作品です。
主人公シム・ウジュを演じるのは、『恋のゴールドメダル』や『浪漫ドクター キム・サブ3』などで知られるイ・ソンギョン。
復讐のために近づいた相手ハン・ドンジン役には、『君の結婚式』や『初対面だけど愛してます』のキム・ヨングァンが扮し、繊細で内に秘めた想いを静かに表現する演技が話題を呼びました。
本記事では、そんな『愛だと言って』のあらすじ、キャスト紹介、見どころ、OST、そして最後に感じたことまで、丁寧にご紹介します。派手さはないけれど、心に静かに染み渡る名作を、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
| 【愛だと言って】基本情報 | |
| 原題 | 사랑이라 말해요 |
| 話数 | 全16話 |
| 配信日 | 2023年2月22日 |
| 監督 | イ・グァンヨン:『初対面だけど愛してます』『ミョヌラギ』等 |
| 脚本 | キム・ガウン |
| 配信 | Disney+(ディズニープラス) |
「愛だと言って」| あらすじ・相関図・キャスト
・「愛だと言って」あらすじ
・「愛だと言って」相関図
・キャスト紹介|メインキャスト
・キャスト紹介|ウジュの家族
・キャスト紹介|ドンジンの周辺・家族
「愛だと言って」| あらすじ
シム・ウジュ(イ・ソンギョン)は、13年前に父親が不倫の末に家を出たことで、家族を支えるために自らの将来を犠牲にして生きてきました。ある日、父親の突然の死を知り葬儀に参列するも、父の再婚相手であるマ・ヒジャ(ナム・ギエ)に家を奪われ、住む場所を失ってしまいます。復讐を誓ったウジュは、父の再婚相手の息子であるハン・ドンジン(キム・ヨングァン)の会社にアルバイトとして潜り込み、彼に近づくことで復讐を果たそうとします。しかし、ドンジンは仕事に没頭する孤独な男性であり、次第にウジュは彼の人柄に惹かれていくことに。復讐心と芽生え始めた恋心の間で揺れるウジュ。一方、ドンジンもウジュに対して特別な感情を抱き始め・・・。
このドラマは、傷ついた二人が出会い、愛を通じて成長していく過程を繊細に描いた作品です。
「愛だと言って」| 相関図

「愛だと言って」| メインキャスト紹介
シム・ウジュ役:イ・ソンギョン

父親の不倫と再婚によって家庭が壊れた過去を持ちながらも、家族を支えてきた強くて優しい女性。父の死後、再婚相手に家を奪われたことをきっかけに復讐を決意するが、その過程で相手の息子ドンジンに惹かれていく。
画像出典:ディズニープラスInstagram
| イ・ソンギョン | |
| 生年月日 | 1990年8月10日生まれ |
| 身長 | 173cm |
| 活動期間 | 2008年 〜 |
| 出身地 | 京畿道高陽市 |
| 【代表出演ドラマ】 | ||
| 『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(2016年) | ペク・イナ役 | 自由奔放で感情の起伏が激しい美女。 |
| 『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ』(2016年) | キム・ボクジュ役 | 重量挙げの選手として奮闘する大学生。 |
| 『アバウトタイム~止めたい時間~』(2018年) | チェ・ミカ役 | 人の寿命が見える不思議な能力を持ったミュージカル女優。 |
| 『流れ星』(2022年) | オ・ハンビョル役 | 大手芸能事務所の広報チーム長。 |
| 『浪漫ドクター キム・サブ3』(2023年) | チャ・ウンジェ役 | 優秀な胸部外科医でありながら、手術恐怖症を抱える医師。 |
イ・ソンギョンの詳細なプロフィールはこちらのWikipediaページをご覧ください。
ハン・ドンジン役:キム・ヨングァン

父親の再婚相手の息子で、ウジュにとって復讐相手にあたる人物。チェソン展覧の代表で、過去の恋愛と家族の傷を抱えて人を遠ざけて生きてきたが、ウジュと出会い、閉じていた心が少しずつ開かれていく。
画像出典:ディズニープラスInstagram
| キム・ヨングァン | |
| 生年月日 | 1987年1月11日生まれ |
| 身長 | 188cm |
| 活動期間 | 2006年〜 |
| 出身地 | 仁川直轄市南区 |
| 【代表出演ドラマ】 | ||
| 『グッド・ドクター』(2013年) | ハン・ジヌク役 | 明るく爽やかな性格の小児外科レジデント。 |
| 『ピノキオ』(2014年) | ソ・ボムジョ役 | デパートを経営する財閥一族の御曹司。 |
| 『初対面だけど愛してます』(2019年) | ド・ミニク役 | 顔面認識障害を抱える冷徹な会社社長。 |
| 『こんにちは?私だよ!』(2021年) | ハン・ユヒョン役 | お金持ちの御曹司で自由奔放な青年。 |
| 『サムバディ』(2022年) | ソン・ユノ役 | 建築デザイナーの主人公。 |
| 【代表出演映画】 | ||
| 『僕らの青春白書』(2014年) | クァンシク役 | 1980年代の田舎町を舞台にした青春映画で、熱血で不器用な高校生。 |
| 『君の結婚式』(2018年) | ファン・ウヨン役 | 高校時代から10年越しで初恋の女性を思い続ける男性。 |
| 『ワンダフルゴースト』(2018年) | カン・テジン役 | 幽霊になってしまった熱血警察官。 |
| ミッション:ポッシブル』(2021年) | ウ・スハン役 | 金さえもらえれば何でもする町の探偵 |
| 『ハッピーニューイヤー』(2022年) | スンヒョ役 | ソジンの友人、ラジオPD |
キム・ヨングァンの詳細なプロフィールはこちらのWikipediaページをご覧ください。
ユン・ジュン役:ソンジュン

ウジュの長年の親友で、彼女の心の支えとなっている存在。静かな性格だが誠実で優しく、彼自身も複雑な感情を抱えながらウジュとドンジンを見守る。
画像出典:ディズニープラスInstagram
| ソンジュン | |
| 生年月日 | 1990年7月10日生まれ |
| 身長 | 188cm |
| 活動期間 | 2011年〜 |
| 出身地 | ソウル特別市 |
| 【代表出演ドラマ】 | ||
| 『私に嘘をついてみて』(2011年) | ヒョン・サンヒ役 | ギジュンの弟 |
| 『九家の書~千年に一度の恋~』(2013年) | コン役 | タム・ヨウルの護衛。四君子のひとり(梅)。 |
| 『ジキルとハイドに恋した私』(2015年) | ユン・テジュ役 | 催眠専門医でカン博士の弟子。チャン・ハナの催眠療法を担当。 |
| 『アイランド』(2022年) | グンタク役 | 半人半妖の祓魔僧 |
ソンジュンの詳細なプロフィールはこちらのWikipediaページをご覧ください。
カン・ミニョン役:アン・ヒヨン(EXIDハニ)

ドンジンの元恋人。プライドが高く、自信に満ちているが、どこか脆さも感じさせる女性。ドンジンへの未練からウジュとの関係に割って入ろうとする。
画像出典:ディズニープラスInstagram
| アン・ヒヨン(EXIDハニ) | |
| 生年月日 | 1992年5月1日生まれ |
| 身長 | 168cm |
| 活動期間 | 2012年〜 |
| 出身地 | ソウル特別市 |
| 【代表出演ドラマ】 | ||
| 『ゴーストドクター』(2022年) | イ・ジウ役 | ウンサン大学病院の心臓病患者、アイドル。 |
| 『ファンタGスポット』(2022年) | ソン・ヒジェ役 | 自身の性的欲求や恋愛について悩む30代女性。 |
シム・ヘソン役:キム・イェウォン

ウジュの姉。明るく自由奔放な性格だが、家庭環境による影響で恋愛に対して不器用な一面を持つ。妹と共に家族の再起を支える存在。
画像出典:ディズニープラスInstagram
| キム・イェウォン | |
| 生年月日 | 1987年12月11日生まれ |
| 身長 | 168cm |
| 活動期間 | 2008年〜 |
| 【代表出演ドラマ】 | ||
| 『嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中〜』(2016年) | ナ・ジュヒ役 | お天気キャスター。 |
| 『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』(2017年) | ナ・ジヘ役 | ボンヒの司法修習生時代の同期。 |
| 『ウラチャチャワイキキ2』(2019年) | チャ・ユリ役 | 主人公の姉、料理人。 |
| 『浮気したら死ぬ』(2020年) | アン・セジン役 | ソドン警察署の刑事。強力班の唯一の女性。 |
| 『君は私の春』(2021年) | パク・ウンハ役 | ダジョンの親友。カフェを経営している。 |
「愛だと言って」| キャスト紹介・ウジュの家族
シム・ジグ役:チャン・ソンボム
ウジュとヘソンの弟で、家族の末っ子。家族の複雑な事情に翻弄されながらも、自分の道を模索している。
| チャン・ソンボム | |
| 生年月日 | 1995年7月18日生まれ |
| 活動期間 | 2013年〜 |
| 主な出演作 | ・プロデューサー・秘密の森・バガボンド・怪物・還魂 ・なにもしたくない・新兵 ・ウ・ヨンウ弁護士は天才肌・新兵2 |
キム・ヒョンジュ役:キム・ヒジョン
ウジュの母
| キム・ヒジョン | |
| 生年月日 | 1970年12月4日生まれ |
| 活動期間 | 1991年〜 |
| 主な出演作 | ・主君の太陽・キルミー・ヒールミー・六龍が飛ぶ・恋するレモネード ・法廷プリンス-イ判サ判-・僕が見つけたシンデレラ・初対面だけど愛してます ・スタートアップ・恋するイエカツ・酒飲みな都会の女たち・恋するムービー |
「愛だと言って」| キャスト紹介・ドンジンの周辺・家族
チェ・ソヌ役:チョン・ソクホ
ドンジンのビジネスパートナー。チェソン展覧の共同経営者。
| チョン・ソクホ | |
| 生年月日 | 1984年5月2日生まれ |
| 活動期間 | 2011年〜 |
| 主な出演作 | ・ミセン~未生~・グッドワイフ・力の強い女ト・ボンスン・私たちが出会った奇跡 ・チョコレート・ハイエナ・悪霊狩猟団・黒い太陽・智異山・トキメク君との未来図 ・ムービング・となりのMr.パーフェクト・イカゲーム2 |
マ・ヒジャ役:ナム・ギエ
ドンジンの母
| ナム・ギエ | |
| 生年月日 | 1961年9月13日生まれ |
| 活動期間 | 1998年~ |
| 主な出演作 | ・太陽の末裔・W-君と僕の世界-・秘密の森・ボーイフレンド ・天気がよければ会いにゆきます・赤い袖先・39歳・シスターズ ・キング・ザ・ランド・セレブリティ・恋人 |
シム・チョルミン役:アン・ネサン
ウジュの実父。ドンジンの義父。
| アン・ネサン | |
| 生年月日 | 1964年12月25日生まれ |
| 活動期間 | 1994年〜 |
| 主な出演作 | キルミー・ヒールミー・雲が描いた月明かり・愛の温度・まぶしくて ・私の国・バイバイ、ママ!・18アゲイン・暗行御史・マウス・悪魔判事 ・百人力執事・カーテンコール・コッソンビ熱愛史・有益な詐欺・魔女 |
「愛だと言って」見どころ・OST情報
・「愛だと言って」ストーリーの見どころ
・「愛だと言って」OST情報
・まとめ|財閥も生まれ変わりも記憶喪失もないけど、完璧な韓国ドラマ
「愛だと言って」| ストーリーの見どころ
傷ついた二人の“静かなラブストーリー”
このドラマの最大の魅力は、「復讐から始まる愛」という切ない設定です。
父親の不倫・死・家を追い出されるという過酷な経験をしたウジュと、母に支配されながらも孤独に生きてきたドンジン。
人生に疲れ、心に傷を負った二人が、お互いを通して少しずつ変わっていく姿は、派手な展開ではないけれど、心にじんわりと染みてきます。
イ・ソンギョン × キム・ヨングァンの繊細な演技
主人公シム・ウジュを演じるイ・ソンギョンは、表面的には強く見えるけれど、ふとした瞬間に見せる脆さを、自然体の演技で表現。
一方のキム・ヨングァンは、感情を内に閉じ込めた男・ドンジンを、目線や呼吸、沈黙で“語る”静かな演技が光ります。二人の間に流れる「間(ま)」や、セリフのないシーンが美しく、感情の深さを引き立てています。
特にラストシーンは必見です。今まで笑顔がぎこちなかった二人が満面の笑みで再会するシーンには、今までの人生を乗り越えて素直になれたことを表現する名シーンになっています。
シネマティックで美しい映像
全体のトーンはやや暗めで、まるで一本の映画を見ているような美しい構図と色使いが特徴です。
雨のシーンや夕暮れの光など、情緒的な風景が登場人物の心情を映し出し、視覚的にも物語に引き込まれます。

サブキャラたちのストーリーも魅力的
ウジュの姉ヘソンや弟ジグ、ドンジンの母マ・ヒジャ、親友ユン・ジュンなど、主役以外のキャラクターにもきちんと背景があり、それぞれの人生が交差していく様子が丁寧に描かれています。
「家族とは何か」「許すとはどういうことか」など、視聴者自身にも問いかけてくるような深みがあります。

復讐ドラマではなく、“癒しと許し”の物語
予告などを見ると復讐劇のように感じるかもしれませんが、実際には“愛を知らなかった人たちが、愛に出会って変わっていく”物語です。
ただのロマンスではなく、人生の傷や喪失を抱えた大人たちに向けた、静かで優しいヒーリングドラマになっています。
「愛だと言って」| OST情報
비밀의 화원(秘密の楽園) 歌手:원슈타인(Wonstein)
꽃(花)歌手:로이킴(ロイ・キム)
왜 그렇게 날 바라봐(なぜそうして私を見つめるの)歌手:현지(ヒョンジ)
너를 담은 그 밤까지도 사랑하겠지(あなたを込めたあの夜までも愛すだろう)歌手:소각소각(Sogaksogak)
집에 갈까(家に帰ろうか) 歌手:선우정아(ソヌジョンア)
아픈 사랑은 되지 않기를(つらい恋にはならないように) 歌手:최유리(チェ・ユリ)
Walk Slow 歌手:우효(ウヒョ)
Calling the Star 歌手:오왠(O.WHEN)
「愛だと言って」まとめ | 財閥も生まれ変わりも記憶喪失もないけど、完璧な韓国ドラマ
『愛だと言って』には、韓国ドラマにありがちな「財閥の御曹司」も「輪廻転生」も「記憶喪失によるどんでん返し」も出てきません。
でもそれでも、このドラマは完璧な韓国ドラマなのです。韓国作品だから描ける確かな人物描写と心に染みるセリフの数々。もし
痛みを知る人だけがたどり着ける、静かで深い愛。
誰かを恨みながら、それでも誰かに救われていく心の旅。
派手な演出や急展開がなくても、人はこんなにも心を動かされるのだと気づかせてくれる作品。
日々の中で、傷ついたり、うまく笑えなかったり、愛し方を忘れてしまった人たちに、このドラマはきっと、静かに寄り添ってくれるはずです。
“これは、傷を負いながら生きてきた二人が、愛を知っていく物語。”
観終わったあと、きっとあなたの中にあたたかな灯りがともっている、そんな作品です。
